他動詞と自動詞のapply

他動詞と自動詞のapply working：活動中の，使える

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他動詞と自動詞のapply

上智大学　伊藤潔

2014年11月21日
　

　applyやapplicationについては，幾つかの項目で述べました．

☞   apply: 適用する，応用する
☞   application: アプリケーション
☞   再び：　 application: アプリケーション

　ここでは，他動詞と自動詞としてのapplyについて述べます．

　形式は，次の通りです．

(1)他動詞の場合：　X applies W to Y.　「WをYに適用する」

(2)自動詞の場合：　W applies to Y.　「Wは，Yに適合する」，「Wは，Yに適用され（てい）る」

　この(2)は，自動詞に，前置詞がついて，その後ろの名詞が，意味的に目的語ととらえてよい形になっています．

　(1)の他動詞として，例えば，次の文です．
　　Application software is computer software designed to apply a computer to specific domain or activity.
　　　　　 ☞ 再び：　 application: アプリケーション
　これは，「アプリケーションソフトウェアとは，コンピュータを特定の分野や仕事(業務，活動)に適用するために設計されたソフトウェアである．」です．

　(2)の　自動詞＋前置詞＋意味上の目的語　の例を以下に挙げます．

　This criteria does not apply to other countries.　「この基準は，他国には適合しない，適用さ（れてい）ない．」

　The five concepts apply to system development as well as device development.　「5つの概念は，装置開発にもシステム開発にも適合する．」

　Quality control principles apply to all perspectives of software development.　「品質管理の原則は，ソフトウェア開発のあらゆる面に適合している．」

　New technology should apply to the entire systems development.　「新しい技術は，システム開発全体に適用すべきである．」


appliy W to Y	WをYに適用する	,

apply to Y	Yに当てはめる， Yに適用する(している）， Yに適合する