-る
上智大学 伊藤 潔
2010年7月1日
「-る」が付いた言葉です.ここには,雅馴(がじゅん)であるとは必ずしも認められていない言葉も挙げます.
はしょる,ぐれる,だべるは,かなり前から使われています.
(1)はしょる; ラ行五段活用で,「はしょら,はしょり,はしょる,はしょる,はしょれ,はしょれ」 と変化します.
これは,「端折る」の音が変化したものです.
(2)ぐれる; ラ行下一段活用で,「ぐれ,ぐれ,ぐれる,ぐれる,ぐれれ,ぐれよ」 と変化します.愚連についた言葉でしょう.
やさぐれる: よくわからないですが,「優しくぐれる」ということでしょうか.
(3)駄弁る(だべる) ラ行五段活用で,「だべら,だべり,だべる,だべる,だべれ,だべれ」と変化します.
駄弁(だべん)は,無駄なおしゃべりのこと
(4)ぐちる; ラ行五段活用で,「ぐちら,ぐちり,ぐちる,ぐちる,ぐちれ,ぐちれ」と変化します.
(5)ぶれる ラ行下一段活用.
写真のぶれ,手ぶれなどで使われるが,ぶれを動詞として変化させる.振れる(ふれる)や揺れる(ゆれる)と同じように,動詞として変化させる.単に「ぶれ」というときは,漢字は充てないが,「手ぶれ」には,「手振れ」を充てることが多い.
(^oo^) やはり,「ぶれる」は「振゛れる」なのでしょうか.
(^oo^) ドンドン,雅馴とは言い難くなってきますが,次に,
(6)テカる ラ行五段活用
テカテカと光る,ということでしょうか?
(7)パクる,パニクる,キョヒる,キョドる ラ行五段活用
(^oo^) 「キョヒら,キョヒり,キョヒる,キョヒる,キョヒれ,キョヒれ」