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  心配な日本語(その2) 徹底しない,定着しない ディやティ working:活動中の,使える

ことのはの散策

 

心配な日本語(その2) 徹底しない,定着しない ディやティ


                                                                                      伊藤 潔

                                                                                            2022年6月3日

 

 

 diskは,「ディスク」と書いて,「でいすく」とは発音しないで,dの子音とiの母音が聞こえる発音です.(たまに,「ですく」という発音も聞こえますが.)

 tissueは,ほぼ「ティッシュ」と書いて,tの子音とiの母音が聞こえる発音です.(たまに,「テッシュ」もありますが.)

 ここまではよいのですが,問題なのは,digitalです.これも本来はdの子音とiの母音が聞こえる発音です.「で」ではありません.表記は何故か「デジタル」が殆どです.「ディジタル」は少数派です.NHKも表記は「デジタル」,発音は「で じ た る」です.

 diやtiの問題は,日本語の発音に無いことに起因します.その読みがなを普通に記述できません.文部省が苦肉の策として,ディやティ と書くことにしたようです.この表記も徹底していないようだし,さらに読み方も「で い」ではなく,dの子音とiの母音が聞こえる発音 であることも徹底していないようです.

 徹底していない例は,diskは「ディスク」,digitalは「デジタル」です.

 日本語は外国語をカタカナにしてどんどんと入れることができるというすばらしい特質をもっているのだから,発音もできるだけ取り入れたいです.

アイ コンシダア ザット デエーエックス デジタルトランス・・・  I consider that DX (Digital Transformation) is very important for........ (日本人が多用する構文) 
 このように読むことはNG.ちなみに.consider の si は 「シ」 ではありません.

(^oo^) 初等教育からの英語教育も台無しにしてしまいます.

(^oo^) 全国放送の局は日本語を大切にすると共に,国際社会に通じる音声を広めていただきたい.日本語のニュース番組の中で.

(^oo^) デジタルと書いてあっても ディジタルと読もうね.

 

digital not デジタル
but ディジタル