input/output and send/receive: 入出力と送受信
上智大学 伊藤 潔
2006年4月19日
プログラムの実行中に外(キーボード,マウス,プリンタなど入力主装置・周辺装置,ディスク
などの補助記憶装置,ネットワーク他)からデータを入れることがinput「入力」,外にデータを出すことがoutput「出力」です.表のa〜dは,プログラミング言語によって異なりますが,そのような入出力のステートメントです.
この「外」には,主記憶は入りませんが,ディスクなどの補助記憶は入ります.CPUと主記憶の間では,入出力という言葉は使いません.
入出力という場合には,受け手と送り手が必ずしも特定されなくてもよいのですが,message 「メッセージ」のsend/receive 「送受信」の場合は,受け手と送り手が特定されます.すなわち,eの項目では,"Task X receives a message from Task Y."と"Task Y sends a message to Task X." というようにXとYが特定されます.dの項目のget/putは,プログラミング言語によって,通常の入出力の場合と,メッセージ送受信の場合があります.
a | input | output | 入出力(CPUと入出力・周辺・補助記憶装置との間) |
b | read | write | <同上> |
c | scan | キーボード入力に使うことがある,プリンタ出力 | |
d | get | put | 入出力/メッセージ送受 |
e | receive | send | メッセージ送受 |
f | |||
g |