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 moving average: 移動平均

                                                                                      伊藤 潔

                                                                                            2021年8月4日

 

 時間単位(年,月,日,時間,分,秒などどれかに固定)で,観測したいもの(観測点に訪れたもの)の個数を数えます.時間の経過とともにその個数は変化します.時間単位を日にすると,毎日,個数を数えます.日によって変化することがありますから,例えば,今週は,どのくらい訪れたかを知りたければ,その1週間の総数(accumulation)を見るか,総数を7日間で割った平均(average, mean)を見ます.7日間の日によるばらつきが吸収されます.

 例えば,8月2日(月曜)から観測を開始して8日までの1週間の平均が計算されます.これを9日〜15日,16日〜22日,23日〜29日で1週間平均をとってグラフ化すると,観測しているものの個数の推移がビジュアライズできます.

 この例では,8月8日は1週間分の観測値がありますので,2日〜8日までの1週間平均を計算する,8月8日になれば,2日〜8日までの1週間平均を計算,これを日が進む毎に,毎日,7日間分遡って計算する.8月8日,9日,10日・・・・・・と,移動しながら,遡って平均をとることになります.これが移動平均(moving average)です.

 月曜から日曜の平均を並べて見るよりは,その日を入れて遡って7日間の平均をビジュアライズ(例えば折れ線グラフ)した方が,観測したいものの個数の動向がより詳細に把握できます.

 
この増減の傾向は,今後の動向の予測に使われます.




 

       
  accumulation  累積   
       
  average  平均   
       
  mean 平均  
       
  moving average 移動平均