上智大学オープンリサーチ プロジェクト3b
研究会

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 上智大学オープンリサーチセンタのプロジェクト3b「Knowledge-Based Information Systems」の研究会を,下記のように開催しますので,ご参加下さい.

第1回 2007年7月14日(土)13時〜15時 上智大学3-527A 室

 伊藤潔:研究プロジェクトの概要

<概要> ドメインオントロジ(意味構造)とヒューリスティクスで組織化された情報検索と分析のための知識ベースを構築し,その適用を検討する.人間がコンピュータを用いて情報検索と分析を行う際,人間のコミュニケーションに用いられる言語である自然言語を用いても,言葉の意味や使われた方がドメインにより異なるため,自然言語の解釈だけでは,検索や分析が効率的には進まない.人間同士がコミュニケーションするときは,人間が対象としているドメインの基礎知識や背景となる知識を用いて意志の疎通を図っていることが普通である.人間がコンピュータを用いて情報検索と分析を行うためには,各ドメインの言葉の意味体系であるドメインオントロジ(意味構造)を複数集めて,また,ドメインでの常識,周知の事実,そのドメインならではの経験則から成るドメインヒューリスティクス(経験則)も集め,さらに,それらのディシプリンの異なるドメインを横断するメタヒューリスティクスと組み合わせて活用することが必要である.本研究では,オントロジとヒューリスティクスを格納した知識ベースを構成し,これを使い,情報検索のためのセマンティックシステム,エンジニアリング情報検索のためのエンジニアリング検索システム,情報分析のための分析システム,エンジニアリング分析のためのエンジニアリング分析システムを構築する.

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 上智大学オープンリサーチセンタのプロジェクト3b「Knowledge-Based Information Systems」の研究会を,下記のように開催しますので,ご参加下さい.

第2回 2007年11月17日(土)13時〜15時 上智大学3-527A 室

川端亮:エンジニアリングと教育のためのドメインオントロジとドメインヒューリスティクス

<概要> The purpose of this research is to build a knowledge base including domain ontology and domain heuristics, and develop tools for engineering and education. The meaning and usage of a term is different depending on a domain. In order to use the computer for engineering and education, it is necessary to clarify, systematize, accumulate, and use the followings such as (1) two or more domain ontology which represent semantic relationships between terms in a domain, (2) domain heuristics which are common sense, well-known fact, or empirical knowledge proper to a particular domain, and (3) meta-heuristics which are heuristics which can be generalized and applied across other domains. The framework for describing ontology, heuristics, and meta-heuristics is proposed. The framework consists of (1) domain component ontology which represents conceptual relationships of terms, (2) intra-domain task ontology which represents the relationships between terms such as personnel, equipments, behavior, states, place, time for a task, and (3) inter-domain task ontology which can be used across multiple domains. The task ontology is described based on case grammar. In this framework, domain heuristics which are the best practices domain experts have are represented by intra-domain task ontology. Meta-Heuristics are represented by inter-domain task ontology

 

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 上智大学オープンリサーチセンタのプロジェクト3b「Knowledge-Based Information Systems」の研究会を,下記のように開催しますので,ご参加下さい.

第3回 2008年11月22日(土)13時〜15時 上智大学3-527A 室

加藤隼也:ドメインとインタードメインのオントロジの構成法

<概要> ドメインと複数のドメインに共通なオントロジの構成法を,コンポーネントの観点とタスクの観点から考察し,オントロジの再利用可能な記述法と記述したオントロジの再利用方法を検討する.オントロジの記述の例として仕事の受託について記述した.タスクオントロジを格文法とコミットメントネットワークに沿って記述し,タスクオントロジからコンポーネントオントロジを抽出しコンポーネント同士の関係を記述する.この記述法と再利用法を,Excel VBAで実装した.

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